1年間無料ということもあり、家のインターネットを楽天ひかりに乗り換えてみた。
接続方法はIPv6(IPoE)とIPv4(PPPoE)があるが、混雑具合からIPv6(IPoE)の方が速度が速い傾向があるため、IPv6(IPoE)を利用したいところ。
ただし、楽天ひかりのIPv6(IPoE)はクロスパスというDS-lite方式のサービスを利用するため、ポートマッピングに対応しない。ポート開放が必要なサービスを利用したい場合はIPv4(PPPoE)を利用する必要がある。
通常は速度の速いIPv6(IPoE)を利用しつつ、ポート解放が必要な接続のみIPv4(PPPoE)を利用という併用ネットワーク構築を試行したので紹介したいと思います。
PPPoEパススルー(PPPoEブリッジ)を利用
結論から言うとこの方法は実現しませんでした。
![](https://ace.dscloud.me/myblog/wp-content/uploads/2021/06/network1-e1624593995822-1024x505.png)
IPoEルーターでPPPoEパススルーを設定し、PPPoEルーターでIPv4(PPPoE)接続するという目論みです。
IPoEルーターとして、Aterm WG1200HS4(NEC)を準備しましたが、動作モードをクロスパスとした場合、PPPoEブリッジをONにすることができませんでした。自動判定をOFFとしてもtransixとクロスパスではPPPoEブリッジをONにすることはできません。
![](https://ace.dscloud.me/myblog/wp-content/uploads/2021/06/Point-Blur_20210625_131902-e1624594820737-1024x659.jpg)
スイッチングHUBにルーターを2台接続
こちらの方法でIPv6(IPoE)とIPv4(PPPoE)を両方利用することができました。
![](https://ace.dscloud.me/myblog/wp-content/uploads/2021/06/network2-e1624594031297-1024x503.png)
ONUからスイッチングHUBを介して2台のルータのWAN側を接続します。
2台のルーターのLAN側をカスケードして、LAN側はひとつのLANとしています。
DHCPサーバーはLAN内でひとつが原則となります。PPPoEルーター側のDHCPはOFFとし、IPoEルーター側のDHCPのみONにしておきます。他でDHCPサーバーを用意する場合はデフォルトゲートウェイをIPoEルーターとしておくとよいかと思います。